「子育て支援センター」みたいのありますよね。ママが集まって、ただ子供を一緒に遊ばせておく、というもの。知らない人のためにもうちょっと書くと、利用するのにお金はかかりません。大抵は市区町村が運営していて、認可の保育園とか、小学校の一角とかを使っている。
元々、近所の保育園でやっている「赤ちゃんの会」(だったかな?)にはよく出ていました。保育園や幼稚園にも通い出さない0〜3才くらいまでの母親って、基本的にものすごく孤独なので、そういった会がないと知り合いもできないし、とてもありがたいもの。予防注射とかの情報も交換できるしね。
で、うちのダンナさんにその話などしていたわけです。そしたら「一度、出てみたいなあ」と言ってくれた。男性にも子育てに協力してほしい!と思っている私としては、「いいじゃん!一緒に行こうよ」って思ったのです。その時は。
でもねー…気がついた。ムリかもと思って。
おっぱい出すから。
「赤ちゃんの会」ですから、女性しかいません。当たり前のように。スタッフもゲストも全員です。男性は0歳児のみ!それが前提のようになっているからか、お母さんたちガンガン授乳します。ケープもせずに、おっぱい出すわけです。まあ、ラクですよねその方が。「どうせオンナしかいないし」ということですね。女子の部室みたいな感じね。
で、やっぱり、ダンナを連れて行くとか、ムリかなあ。と思いつつ、今度は自治体がやっている「子育て支援センター」に行きました。ママ友さんに連れられて。まあ予想通りですが、かわいらしいキルトが敷いてあり、べビーベッドが何台もあり、クマとかヒヨコが壁にたくさん貼ってあるようなメルヘン空間でした。
そこでは、●時と●時に「おうたの時間」みたいなのがあって。
その時間になったら、ママ&赤ちゃんが円になって、おうたを歌うのです。
「♪すっずめがねっ おにわでちょっこちょっこかくれんぼ」
「♪おーでーこーに、春の風ー、はい、ここで赤ちゃんにふううぅーって息をふきかけてねっ」
ああ、母性だだ漏れ…
私、オンナですけど、私でもドン引きだよ。恥ずかしいよ。「ふうぅーー」って。
きわめつけは、終わりの時間になったら、何の合図もなく、エプロンをかけたスタッフのおばさん二人が
「♪さーよーなーら あんころもーち まーたきーてねー」
とかって歌い出すのでした。な、何の歌??
ええと…何が言いたいのかというと。
「男性の育児参加を!」
と言いながら、子供とか赤ちゃん関連の施設やサービスが、母性だだ漏れすぎて、男性が敬遠するのでは?と思う。
もちろん子供が喜ぶようなおもちゃとか、歌とかは必要ですが、あまりにもオンナオンナしすぎていると、男性は困ってしまうでしょう。育児休暇を取っている男性がいたら、かわいそうだなあと想像してしまった。
クマとかヒヨコとかで、意図的に男性を除外してはいないのか。
女しかいないからって、ケープもせずにおっぱい出してちゃ、男の人が来られないでしょう、一生。
そういうのは、出産の時に、助産師さんにも感じました。
(産婦人科で、沐浴の練習にダンナが入ろうとしたら、「ダンナさんはダメです」って断られた)
まあ、そんな私がダンナにプレゼントしたのは
ファザーズバッグですけどね。