kobeniの日記

仕事・育児・目に見えない大切なものなどについて考えています。

「責任感VS責任感」


ご無沙汰してます。kobeniです。
ブログ更新欲求が高まっており、久々にマジメにワーキングマザー関連について書いてみました。最近、このブログを読んでくださる方の中には、働くママだけでなく、「子育てとか興味あります」という若い人もいるんだな、と思う機会があったので、そういう人にも読んでもらえたら嬉しい。


体験してみるまで、実感として分からない事柄というのは色々ある。ワーキングマザーって、どう大変なのか?ということも、過去にも色々記事を書いてきたが、そのうちの一つだ。ワーキングマザー「じゃない」皆さん。「家事・育児と仕事の両立」と聞くと、どうしても、物理的にどうこなすのか?というところに関心が行きませんか?私も復職前はそう思っていて、働くママの先輩に「一日のタイムスケジュールを具体的に教えてください!」なんて質問して、「なんだ、意外とできそうだ」と安心したりしていた。けれど実際やってみて、ワーキングマザー(あるいは、家事・育児の負担を割としているイクメンの皆さん)の大変さの多くは、「責任感VS責任感」という心理的葛藤にあるんじゃないか、と実感したのだった。

仕事に復帰した当初は誰だってオタオタする。けれど、家族や周囲の人を巻き込んで試行錯誤を繰り返すうち、家事・育児と仕事のパワーや時間配分について、自分達のスタイルとも言える形ができてくる。大変さを実感するのは、そのスタイルが崩される時― 子供が病気をしたとか、仕事が山場を迎えたとか、やっぱりそういう時だと思う。
子供に元気がない。今日は大事なアポイントの日だ。仕事に行くか、子供のそばにいるか。例えばそういう選択を迫られた時に、我々は「仕事人」としての責任感と、「親」としての責任感に引き裂かれているような状態になる。悩んだ末にどっちを選んでも、どっちかに対する申し訳なさというのは、なかなか消えなかったりする。
一時的なことであるにせよ、どちらかに対して圧倒的に無責任になれればシンプルだ。けれどそれはかなり難しい相談だと思う。いい加減な性格の私ですら、割り切るまでになかなかの葛藤がある。多くのワーキングマザー(イクメン)の皆さんは、「基本的にマジメ=どっち方向にも強い責任感を発揮している」が故の大変さ、というのを味わっているのでは?なんて思います。職場に「すみません…今日、休みます」という電話をする時の気の重さ、何度経験してもなかなか慣れるもんじゃないですよね。行くと決めたら決めたで、オフィスで席についてから、子供の顔を思い浮かべて、「やっぱり休めばよかっただろうか……」とため息ついたりね。
だから仕事をやめて育児に専念している人の気持も、実はワーキングマザーはよく分かっているんじゃないかと思う。それもひとつの責任の取り方だよね、と。まあでも仕方ない、どちらもやる道を選んだのは自分だから。

だから何、という訳でもなくて、私が絶対的な解決を提示できるはずもなく、しいて言えば「せんせい!『責任感VS責任感』という、なんだか心にしっくりくるコトバを見つけました!」というだけの記事なのです…が…ごめんなさい。
もしかしたら、そういう時の心理状態を、他の、ワーキングマザー「じゃない」人にも分かってもらえたら嬉しいな。と思っているのかもしれません。そりゃーお前、親だし仕事人なんだから、どちらにも責任を持つのは「当たり前だろう」と言われればそれまでです。ホントに、それまでなのですが…。

しかもさー、ウィルスなどの流行で、風邪よりは症状が重い…という病気にたまーにかかったりするんですよね、子供。そうすると私、心配しすぎて、あまり眠れなかったりして、一緒に倒れちゃったりするんですね…トホホ。それで自分も熱が出たりして、また休みが長引くという><
もうちょっと、いい意味で面の皮を厚く、ずぶとくならないとダメだなあって思いますねぇトホホ。


…で、最近の私が、この「責任感VS責任感」状態と、どう戦っているかというと。
先日も、息子の病気で、かなり長いこと仕事をお休みしてしまったのですが、もう休んだ分をどう取り戻すか?をゲーム的に楽しむしかないっすよね(なぜか後輩口調)。流れた会議やアポ、友達との約束などを、子供が元気になり、日常を取り戻したのち、いかにして再設定し、まるで何事もなかったかのようにこなすか。心の中で、(よし、1個取り戻した!よし2個キタ!)みたいな感じでとりあえず数えて、ささやかな達成感を味わう。…意外と取り戻せるもんですよね。時と場合によっては、お詫びの品的なものを用意することもあるんですが、そういう時も、この際なので相手の好み等を、できるかぎり想像して真剣に選ぶ(ことを楽しむ)ようにしています。いかに相手に気を遣わせずに受け取ってもらうか?むしろ、このお詫びを機に、さらに関係性を深めるくらいの気持で!!

家事・育児と仕事に、自分のリソースを、どういった配分で注ぐか?これはもう(もちろん、常識的な倫理観にある程度照らし合わせた上で、ですが)本人の「決め」の問題だと思います。考え抜いて最終的には「他の人にどう思われるだろう…」というような迷いを捨てて、自分の価値観・生き方に沿った「責任」を果たしていくしかない、という風に思います。そして、それを受け入れてくれる職場があり、家族など手助けしてくれる人がいたら、それはとっても幸せなことですよね。



きょうは、れんげさんの記事もUPされてます!
「女性は育児で辞めちゃうから、男性を採用した方がいい」?? - RengeJibuの日記
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