kobeniの日記

仕事・育児・目に見えない大切なものなどについて考えています。

インターネットとの出会い、はてなとの出会い

インタビューズで、「インターネットとの出会いを教えてください」という質問を頂きました。くれたのはBOTかもしれませんが、人間でないにしてはとってもタイミングが良いので、こっちで回答したいと思います。


突然ですが皆さんは、ロッキング・オンの「H」という雑誌をご存知でしょうか。
私、当時の雑誌などは、東京に来て数々の引っ越しを重ねるうちに、ほぼ全て捨ててしまったのですが、なぜか当時の「H」を数冊だけ、持ってます。




mixiとかtwitterとか様々なwebサービスを、10代の頃から日常的に使える子たちについて、ずっと気になっていたというか、もっとも羨ましいなーと感じてきたのが、「趣味の合う友達を探しやすいのではないか」ということでした。
当時「H」の後ろの方には、「友達求む!」「女性求む!」「男性求む!」みたいなコーナーがあって、私は、投稿こそしたことはなかったけれど、切実感漂うそれらをよく読んでおりました。

『文通しましょう。私は21歳の女の子です。ヒスの服とかが好きで、S×G×Gのファンです。でも音楽はなんでも好きだしいろいろ聴きます。私の住む町は有名だけど田舎でスゴクつまらなくて、友達も少ないので仲良くしてくださる方手紙ください。女の子でも男の子でもOKです。たまには会って遊べるくらいの人がいいので近県、県内の方が良いです。最近のあなたの写真を同封していただけるとうれしいです。長野県 ●●●』(当時のHから抜粋)


H創刊当時、私は田舎の地方都市に住む田舎の(二回言いました)高校生でした。高校に入ってからハマった、渋谷系とかなんかの好きなアーティストのライブやコンサートに、一緒に行ける友達がすごく欲しくて、けれど周囲では小室ファミリーが大流行しており、同学年でひとり、趣味の近い友達を見つけて、その時とても嬉しかったのを覚えてます。彼女とは「もっと同じ趣味の友達を作りたいね」といつも言っていて、あわよくばバンドとかやってみたい(若い!)とか思っていて、ライブやコンサートに行った後に、(趣味が同じであろう)知らない人に話しかけてみようかどうしようか……と本気で思案したりしていました。結局私たちには、そんな勇気はなく、メンバーがいないため「けいおん!」みたいなことも一切できなかったわけですが…まあ、その前に楽器を何ひとつ弾けないからムリだったんですけどね!
「H」の「友達求む!」ページが今も忘れられないのは、そんな苦い思い出があるせいかもしれません。このページってなんだかそういう、誰かを探そう!という気迫がある気がする。正直、今見ると、投稿してる人全員中二病認定(もちろん私含む)という感じですが。田舎という環境にいると、自意識をこじらせやすいですから…。


遠く離れた都市にいても、趣味が合う、好きなものが近い、あるいは考え方が近い、はたまた同じ痛みを抱えている…という人同士、性別や肩書きなどの属性・所属を超えて、チャットだろうがツイートだろうが自由に話せるのはすごく良いことだ。物理的な壁を超えて、インターネットやSNSによる出会いのきっかけを、10代の頃から味わえるってどんな感じなんだろう。ホントにいいなあ、君たちは恵まれてるよって思います。
「学校」や「クラス」というのは、かなりの閉鎖空間だと思いますし、田舎になればなるほど、村や町自体がそうだという感覚は強くなるはず。実際に会えなくても、自分と近い感覚を持った人が「この世にいる」というだけで、救われる感じがありませんか。それが思春期なら、尚更そうじゃないかな。


というわけで、そんなほろ苦い思い出のあるアラサーの私にとって、
インターネットは「けっこう魔法」なのです。


本題に戻って…


私の「インターネットとの出会い」ですが、いちばん最初の出会いを正確に言えば、「H」を読んでいた高校生の頃です。家にはパソコンが無かったので、前述した唯一の親友と、ちょっと都会の方にある本屋さんに、インターネットなるものをしに行きました。初めてアクセスしたサイトはなぜか「メンズノンノ」のHP… そこにはさして新鮮な情報がなく、「これなら雑誌でいいじゃん」と思って終了でした。そこからしばらくは、ほぼインターネットと無縁な生活を送ります。

こっちこそ本当の「インターネットとの出会い」だろう、と思えるのは、やっぱり2008年にはてなでidを取って、ブクマ&2009年からブログを始めた時のことでしょう。(kobeni_08の「08」は、ブクマを使い始めたのが2008年だったので、適当につけた数字でした)昔から、外に向かって何かを発信することには興味がありました。それって、最初のハードルが非常に高いと思うのですが、私は大学生の時に、インターネットではないものの、根暗な文化活動をいくつかした経験があり、その時に最も高いハードルを超えていたので、ブログで何か表現するのに特に抵抗はありませんでした。
はてなは、idという、アルファベット数文字の羅列と、それに紐づいた私の発言だけで、たくさんの素敵な人・面白い人を、その人たちの考えを、私に引き合わせてくれました。いろんな観点からものを見るようになったし、興味も広がりました。昔からハンドルネームで活動した経験がある人には、当たり前のことかもしれませんが、私にとっては非常に驚きの多い体験でした。(そのことは、育児休暇から復職する時の、この記事明日から復職します。 - kobeniの日記に書いてあります)今はtwitterアカウントで、きっと同じような体験をしている人が多いんじゃないかと思います。

インターネットでの自分のメインフィールドは、どこでも良いと思うのですが私の場合はここ(ブログ)と、それに付随してtwitterです。
昔から、習い事も趣味も、ちっとも続かない私ですが、ブログはもうすぐ3年になります。ただブログを書いて、twitterでつぶやいているだけで、本当にたくさんの面白い人、賢い人、すごい人、変な人に知り合えて、20代をほぼ会社とその周辺で過ごしてしまった自分には、とても新鮮なのです。
私がこれからもtwitterやブログを続けていきたい理由はいくつかありますが、それについては自分がこの3年間で、オンラインでいろんなFBをもらいながら考えてきたこととして、3月31日のHUG(Hatena Users Group Tokyo)でお話できたらなと思います。※参加者同士話せる、ワールドカフェ(フリートーク)のコーナーがあるので もしかして誰かにとって、webで発信していくことの一つのヒントになれば嬉しいなと思います。ちょっとステマっぽくなってしまいました。



というわけで、私のインターネットとの出会いは、間違いなく、ここ数年のはてなで過ごした日々&人との出会いなので、はてなにはとっても感謝しています。
魔法がない時代と、魔法が(空気のように)ある時代、どちらも知っているのは、幸せなことかもしれない、とも思います。
よかったらHUG、皆さんも遊びに来てください。スター、いっぱい差し上げます。



HUG Tokyo 2012 開催案内 - Hatena::Group::#HUG_Tokyo
【増員70名】#HUG_Tokyo 2012.3.31 : ATND


<関連記事>
はてなと何かやりたい日記。
東京エスカレーター取材日記: ページが見つかりません。
id:jkondoとid:onishiにお会いした件 - kobeniの日記(はてなブログ版)

カット済み野菜をレシピ通りに!私の「ヨシケイ」生存戦略

皆さんこんにちはkobeniです。年度末ですね!生きてますか!私はかろうじて生きています…ひとりデスマーチ状態で、ぜんぜんブログ更新できなかった!ホントに、働くママとしての生存戦略を考え直したいここ一カ月でした…


さてこの東京待機児童砂漠でのサバイブに必須スキルであろう料理!!料理がとっても苦手な私です。が、紆余曲折あって、昨年末から宅配サービスの「ヨシケイ」を使い始めましたヨ☆ワーキングマザーに人気の宅配といえば、やはりパルシステムやOisixでしょうか。そんな中ヨシケイを使ってみようと思ったのは、「レシピが決まっている食材を、毎日運んでくれる」のと、「野菜をカットした状態で運んでくれる(サービスがある)」の二点からでした。料理が苦手な私にとっては、レシピを考えるのは苦行でして、さらにそれを「一週間やりくりする」などに至っては、「そんな持続性のあるクリエイティビティねえよ!!」と逆ギレしたくなってしまう次第で…。また、子供がまだ小さいですので、食事の準備中も「腹減った」「菓子をくれ」「退屈だ」などのシュプレヒコールがすごいため、「事前に野菜を切っておいてくれたら、短時間でパパッと作れるかな?」という期待もあり、頼んでみました。ちなみに我が家の家族構成は、福満しげゆきとガンダムが好きな伏し目がちの夫1名(残業で帰宅は遅め)、キュアハッピー好きの3歳男児1名、私の3名となっております。

年末にお試しで十日間使ってみて、毎日その日の感想を書き留めていたので、まずはそれをご紹介しますね。その後に、メリット・デメリット比較など書きたいと思います。ということで、「プロジェクトY」ヨシケイ体験記スタート〜〜 



●ヨシケイ一日目。
きょうのレシピは牛丼と、野菜炒めものを卵で挟んだやつだった。野菜がホントに細かく切られているためラクチンだ。しめじも、スーパーでは見たことのない小さめの「ふさ」で入っている。食材の包装が、レシピごとの分類にはなっていないので、途中でタマネギを、牛丼の方で調理し忘れそうになった。が、作ってみたら全体の調理時間は30分。初回でこれなら、まずまずでは。途中「はっ、このニラを使ってない…!」と気付いたが、めんどくさかったのでスルーした。

食材は毎日こんな感じでやってきます

(二日目は書けなかったらしく、日記がなかったのでいきなりお休み)


●ヨシケイ三日目。

せん切りされたキャベツがわっさり入っていたのだが、これらの切った野菜も「電解水で洗ってあるので、特に洗わずに食べてください」と書いてある。けれど、なんとなく洗わないと落ち着かない(味もなんだか…)ので、一応洗う。途中、我が家の片栗粉が残り少なくて一瞬焦った。各種調味料まではついてこないので、油断せずそろえておかなくてはなるまい。オクラが例によって小さいの一個だけ入っていて、パラパラと入れてみたが存在感が薄すぎた。きょうも30分でできた。


●ヨシケイ四日目。
きょうはワンタン入り鍋だった。鍋って。うちは夫の帰宅時間がまちまちのため、鍋にされると残しておきようがなく、若干途方にくれた。鍋の日は注文をやめておこうと思った。白菜ともやしの量が、用意されているスープの量に対して多すぎて、お皿からはみ出て大変だった。味は美味しかったけど。それにしても平日に鍋とは新鮮である。調理は、えびを剥いて豆腐を切ったくらいなので、20分くらいかな。初日にスルーしたニラをここで華麗に突っ込んでみました。


●ヨシケイ五日目。
きょうはからあげと、野菜の角切りがたくさん入ったスープ。野菜(かぼちゃ)などをここまで細かく切るのは、自力ではかなり難しい気がする。細かいのでサッと煮えて、かぼちゃが甘くて美味しかった。こういうのはヨシケイの真骨頂(?)と言えるのではないかしら。からあげも含めて20分くらいでできてしまった。コンソメが家にあって良かった…。


小さい野菜は煮えやすい

●ヨシケイ六日目。
きょうはビーフシチューとサラダ。30分で美味しいビーフシチューなんか作れるのか?と疑心暗鬼だったが、けっこう美味しくできた。お肉(牛肉)をくるくると巻いて、片栗粉をつけて焼いて、それをシチューに入れる。そうすると、煮込む時間は20分くらいで、お肉がやわらかくて美味しいビーフシチューができるんだそうで…。実際、美味しかったです。夫と息子にも好評でした。



ルーが粉だから素早く溶ける

●ヨシケイ七日目。
きょうは、たれに漬込む焼き魚と、野菜炒め。ヨシケイのちょっと面倒くさいところとして、ドレッシングや調味料の細かさというのがある。二品どちらに対しても、砂糖+お酒+醤油+みりん+塩、だとか、片栗粉+コンソメ+うんぬん…とやっていくのが面倒くさい…というか、時間がかかる時がある(そのくらいやれよ!という声が聞こえてきそうですが、料理嫌いの人ってこんなもんだと思うの☆てへぺろ)。ドレッシングとか、合わせ調味料とかを、自前で用意しておくとよいのかもしれない。そんなこんなで、今日は40分くらいかかってしまった。

●ヨシケイ八日目。
きょうは、野菜たっぷり豚汁&コロッケ。豚汁は、野菜を煮込むだけなので、その野菜が既に切られていると、鍋につっこむ&お味噌を溶くだけでいいため、ムチャクチャ楽だった。豆腐と油揚げがついてきたので、手抜き感も薄れた。コロッケが二つしか入っておらず、大人二人だと一つずつか…これではダンナは物足りなかっただろう…

●ヨシケイ九日目。
きょうは、「なんちゃって軟骨つくね、温泉たまご乗せ」。ヨシケイ的にはこれはイチオシらしく、「人気!」みたいなマークがついている。どうもヨシケイには「なんちゃってシリーズ」というのがあるようで、まあキュウリにはちみつかけるとメロン味、のもうちょっと良心あるバージョン、みたいなものかと想像した。作り方はというと、鳥のひき肉+くるみ+たまねぎのみじん切り+卵+片栗粉を混ぜる→ハンバーグみたいに焼く→あらフシギ!鳥の軟骨つくねみたいな食感に!…簡単だったし、確かに食感が軟骨っぽい。温泉たまごもかけるんだよ〜。自分だったらこんな凝った料理を思いつかないので、つくってる時も楽しかった。そして、あいかわらず副菜(かぼちゃの煮付け)の量がギリギリ… 


ナンチャッテー

●ヨシケイ十日目。いったんお試し期間は今日で最後だ!
今夜は餃子と回鍋肉でした。…特に書くこともないくらい簡単だった!当たり前か。餃子は焼くだけだし、回鍋肉も肉投入→野菜投入→たれ投入 するだけだもんね。回鍋肉って、野菜を切るところが大変だったんだ…と気がつきました。20分くらいでできた気がする。



どうでしょう。ヨシケイの雰囲気伝わりましたか?
ここで私なりにメリットとデメリットをまとめてみると…


■メリット

・ レシピを考えなくていい(つまり、注文もラク)
・ 野菜を切る手間が省ける(「プチクイック」を頼めば)
・ 食材を毎日使い切れるため、ムダがなくゴミが出ない
・ 手作りの美味しさはある程度、保てる
・ ヨシケイが提案してくる(ちょっと珍しい)レシピを習得できる


■デメリット

・ 毎日やってくるので、基本は毎日自炊が必須に
・ レシピ・分量固定なので当日アレンジが効かない
・ 産地にそこまでこだわれない(産地表示はあります)


といった感じでしょうか。食材アレンジが自分でできる・たまには気分で料理に手をかけたいような人には、あまり魅力がないサービスかもしれません。


ちなみに、もっと基本的な情報をいくつかお伝えすると…

●宅配方法
家の前に、発砲スチロールの箱に入って食材が毎日、置かれます。保冷剤つき。
注文者の帰宅前に、不審者や不審猫などが開けていないかチェックするため、紙のテープで巻かれています。


「なんだお前!毎日来やがって!スリスリしてやんよ!」

●注文方法
デカいカタログが食材と一緒にやってくるので、マークシートのような紙に手書きで記入して、箱の中に入れておきます。(他にも方法あると思う)
●コース
「プチママ」(子供も考慮したレシピ、離乳食へのアレンジレシピのついた基本コース。離乳食へのアレンジレシピは最近ついた気がする)
「プチクイック」(プチママの野菜をカットして届けてくれる、私が頼んでたのはこれ)
の他、デリ(湯せんするだけのレシピ)や、基本のおかずセットなど色々あります。
●金額
プチクイック2人用だと900円〜1100円程度なので、一週間で4000〜5000円です。平日5日分とかまとめて頼んだ方がおトクです。


私の場合は、お試し期間は大人2名で注文し、子供にはちょっと分けたり、別の食事を用意してました。結局、その後もずっとヨシケイ使っているのですが、2人と3人を混ぜてみたり、忙しい日はデリを混ぜたりなどして、やりくりしています。ご飯は毎日炊いておき、調味料は最低限のものを週末に揃えておけば、特に問題ないです。
デリは大人2人分で1300円〜400円するのですが、けっこう美味しいのと、「汁物」や「おかず」みたいなものもついてくるので、スーパーで買うよりいいかなと思っています。最大限の手抜き…


2カ月程度使ってみて、やっぱり良いなと思うところは、スーパーなどに寄ったり、今日のおかずは…と考える必要なく、揚げ物や魚など、バランスよくそこそこ美味しいものが食べられるところです。あと、意外と経済的なところ。

うーんと思うところは、「もう今日はヘトヘトなので、お惣菜で済ませたい」と思っても、注文してある日は雨が降ろうと風が吹こうと、例の箱が置かれてレシピが来てしまうということですね。あと、カタログがデカすぎて、部屋の中で存在感を放ちすぎてるところでしょうか。


あと、私はてっきりヨシケイって、働くママくらいしか使ってないのかなと思っていたのですが、電話したら「11時にお邪魔してもいいですか」みたいなことを営業の方に言われ、「日中は仕事でいないです…」というようなやりとりを何度かしました。働くママ需要少ないのかなあ。


まあでもだいたいのレシピが、最低2名から注文できるみたいなので、DINKSなご家庭などにもオススメです〜。カロリー低めの健康食レシピコースもあって、なにか病気療養中などで、カロリーを気にされている方にも良さそうです。我が家では夫が「きょうの夜ご飯なにかな〜」とカタログみてwktkしていたりなど、基本的には満足してるので、これからも使いたいと思いま〜す。あんまり食にうるさくない夫でよかった…さあ皆さんもヨシケイで、生存戦略しませんか!



■ヨシケイのHP
夕食食材宅配サービス:ヨシケイ

■#wlb_cafeで語られた「夕ご飯の工夫」、合わせてどうぞ
夕ご飯の工夫 by #wlb_cafe - Togetterまとめ

※今、ヨシケイのサイト見てたら、「その日(当日午前5時までなので、実質は前日?)に頼んだらその日に届く」というサービスが、地域限定で始まっていた。たとえば「今週だけクソ忙しいので頼みたい」とか「きょう体調が悪い…」とか、前日に注文すればいいなら、そういう変化にも対応できますね。

夕食食材宅配サービスの夕食ネット(ヨシケイ)お試しキャンペーン <日替りメニュー>


※追記
その後、ヨシケイ(調理それなりにありver)すら面倒くさくなってしまい、週の半分はパルシステムのお料理セットを使っています。

「迷走する両立支援」対談をまとめた電子書籍を出します/発刊にあたり思うこと

こんにちはkobeniです。あけましておめでとうございます。本年もこのブログをどうぞ、よろしくお願いします。今年はもう少し更新頻度を上げていきたいと思っていますので、あんまりdisらないで!できればマジメ→バカ→マジメ→ヒマなの?みたいな感じの内容で更新したく、そしてごくたまに「役に立つ」ことも書きたいと思います。



…と、いうことで2012年最初の記事は「マジメ」な内容です。去年の秋〜年明けにかけて、「ワークライフバランス・カフェ」で制作していた電子書籍が、もうすぐ公開になるのでその告知です。

経緯をすごく簡単に言うと、「twitterをきっかけに、『迷走する両立支援』という本の著者の方を招いた対談&交流会をやりました(2010年)→その内容を、無料で読めるように電子書籍を発刊します→それにあたり発刊パーティーを1/21(土)にやります」という感じでしょうか。
私が2010年に「迷走する両立支援」について書いた書評記事はこちらです
ある日、あなたが、長時間労働できなくなったら。〜「迷走する両立支援」を読みました〜 - kobeniの日記

もう少しキチンと経緯を知りたい方は、対談イベントのサイトでどうぞ
イベントのご紹介 - WLB_cafe presents 『迷走する両立支援』対談&著者と読者の交流会 〜格差と少子化の国のワークライフバランスは、いま〜


今回、「パブー」というサイトを使って、初めて電子書籍を制作しました。編集作業というか、システムにUPしていく作業はほぼ私が担当だったので、年末にその作業をしながら、対談の中身を少しだけツイートしてました。チラ見せということで、こんな感じ。(対談なので、登壇者お二人の発言が混ざっています)

※ちなみに『迷走する両立支援』本の方のチラ見せは、ここで読めます。
こころに響いた言葉たち - 『迷走する両立支援』対談&著者と読者の交流会のために


■イベントを振り返って… やっぱりあの本に救われたところがある

私が復職したのが2009年の10月で、『迷走する両立支援』を読んだのが2010年3月ごろでした。当時、復職後はじめての評価の時期で(※下がりましたねー、案の定)、心身共に弱ってたのをよく覚えてます。
2009年は、リーマンショック後で、「育休切り」なども横行していました。そういう世間の空気や、復職の直後で子供が病気を繰り返し、何度も会社を休んだり、他にも色々なことがあり、私は自分が悩み落ち込んでいるのは、すべて、「子供を持ち働くことを選択した自分のせい」と思っていた(思わされていた)ような気がします。
でも心のどこかで「それじゃあまりにも辛いじゃないか」と感じていたんでしょう。『迷走する両立支援』は、帯に「仕事に打ち込み、生活と呼べるだけの経済的基盤を持ち、子供や家族との時間を大切にする。ただこれだけの暮らしが、なぜこんなにも遠いのか」と書かれています。この本では、「自己責任」で終わらせることなく、ちゃんとミクロとマクロの両方を行き来して、問題点を解き明かしてくれていました。なによりも「愚痴すら社会のありようなんだ」と言わんばかりの、働く親たち個人に寄り添った内容。なんだかずいぶん救われた気がしました。
その後、対談イベントをやることになり、萩原さんにお会いした時、私はこの当時の気持、そして本を読んだ時の気持をそのまま萩原さんに伝えました。
対談イベントでも、この萩原さんの「徹底して現場の親たちに寄り添う視線」はもちろん貫かれていたのでした。
そのあたりも読み応えがあるので、楽しみにして頂けたらと思います。


■電子書籍化を振り返って…「世論の合意がないと変わらない」かぁ

ミクロ(個人)とマクロ(「国」とか「政治」とか…「市場」とか?)を行き来する、というところが『迷走する両立支援』の一番良い点だと思ったので、対談の相手として、「マクロ」を担当している厚生労働省の山口正行さんに来て頂いたわけです*1。それでお二人で喧々諤々やってもらったのですが、今回この書籍をまとめてみて、山口さんの
「やっぱり世論の盛り上がり・合意形成がないと、制度って変えられないんですよ」
という台詞が一番、印象に残ってるなあと思いました。
そっかこの国は、ハッキリとした「世論の合意形成」がないと、法律なり制度なりが変わっていくことはないのね。そう思ってみると頷けることは結構ある気がします。アレとかアレとか、「なんで進まないの?」って思っている事柄、きっとぜんぶ「まだ合意形成ができてないから」なんだなあ。国は、待ってるんですよ。私たちが「○○が世間の常識ですよ」って、『空気』をまとめるのを。
私はこの話を聞いて以来、「国っていうのは結局、そこに暮らしている人の意識を反映するための、ハブみたいなもの、でしかないのかな」という風に思うようになりました。…なんかその方が健全な気もするけれど、どうなんだろう。じゃあ一方でリーダーシップってなんだろう?とも思います。
まあ、ちょっと消極的かもしれないけれど、もし私たちの一ツイートが「世論」というか、他の人に影響するのだとしたら、なにか本音で一ツイートするのも全く意味がないわけではない、ということにはなりますけどね…。皆さんはどう思われますか?


■電子書籍は「無料」です/パーティーはまだ申し込めます

ちなみに、この対談イベントを主催し電子書籍を発行する「ワークライフバランス・カフェ」は、twitterで仕事&育児に関心のある人が、なんとなく集まってできた集団です。対談イベント開催のために有志で集っただけなので、なにか大義名分を掲げているわけでもないし、活動がいらない時は集まらないし、メンバーには子持ち(しかも子供ちっちゃい)・共働きが多いのでみんな忙しく、生活に負担にならないよう全員がちょっとずつ力を出して運営しています。活動のためにお金が必要ならば、必要な分だけを集めたり捻出したりします。そもそもあんまりお金がかからないよう、仕事の方で持っているそれぞれの専門技術を活かして、プロボノ的に運営している…というと、ちょっとカッコよすぎるかな。とにかくそういう、まさにtwitterそのもののような「ゆるいつながり」の集団です。けれど「仕事と育児の両立って、もっとスムーズに気持ちよくいかないのかなあ」という想いだけは、みな共通して持っています。今回の電子書籍も「こういう(対談などの)活動を一助に、みんなで考えていけたらいいよね」「変えた方がいいことは、当事者として変えていきたいよね」という想い、シンプルにそれだけを源泉に制作しました。そんなわけなので電子書籍は、無料で配布します。
ちなみに1/21のパーティーの目的は、「電子書籍ならほぼ原価ナシで制作できるけど、紙でないと読めない・読まない人もいるかもしれない。(たとえば、図書館に置いてもらいたいと思ったら、紙でないとダメでは、等)。紙=ブックレットの制作・印刷費を集めたい」ということと、単に「わーいできたよー」と騒ぎたい、ということの二つです(キリッ 参加費に寄付が含まれていますので、来て頂くだけでブックレット制作の応援になります。…というか、現時点で30名ほど参加者が決まっているので、「この人たち&著者の萩原さんや、元イクメンプロジェクトを推進していた山口正行さんに会いたい」という動機でぜんぜん構いませんので、みんなで歓談しましょう、歓談。


というわけで皆さん、電子書籍ぜひ読んでみてください。パブーという電子書籍制作サイトでつくりました。PCでも見られますし、もちろんスマホやipadなどのタブレットでも読めます。PDFもスタッフブログの方にUPするつもりです。1/21のパーティーまでに公開します。公開したら、twitterでご報告しますね。
あと、パーティーはまだまだ申し込み受付中です。よかったら。
「『迷走する両立支援』対談&著者と読者の交流会」電子出版記念&ブックレット出版祈念パーティー : ATND


※ 追記
「迷走する両立支援」著者の萩原さんから、さきほど電子書籍に書き下ろしの「あとがき」が届き、その内容がとてもステキでした。この問題について頭を悩ませている人なら、きっとみんな励まされると思います。


1/14公開しました!用語解説もついています。

http://p.booklog.jp/book/40576


迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

*1:といっても、このイベントの発言は、もちろん組織ではなく個人の意見ということですが

2011年、このブログを振り返る


こんにちは、kobeniです。今年も残すところあと少しですね。さて今日は、年の終わりに2011年の当ブログについて振り返ってみたかったので、ちょっと書いてみました。正直あんまり面白くない記事だと思いますが…主に自分のためにまとめます。おつきあい頂ける方がいたら(帰省中の渋滞の中でヒマな方とか…)、どうぞ。


■ 震災のころ

今年の記事一覧を見ると、やはり震災のことは外せません。3月11日前後は、これまでの人生で考えたことがなかったような物事を、たくさん考えました。被災地や福島とは温度感が違うものの、東京や東京の人(自分を含め)の心もまたそれなりの被災をしていたと思います。それで、せめて自分が震災に当事者意識を持ち続けるには…と考えて、当時けっこうブログを更新していました。

ユーモア、回文、いつもの生活。from Tokyo - kobeniの日記
「誰に」、「何を」、「どう伝えるのか」。 - kobeniの日記
なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう - kobeniの日記
東京・八重洲の「ふくしまショップ」が混んでいる - kobeniの日記

なのですが、まあやっぱり当時のwebというのは、平時とは色々とテンションが違ったのですね。「オカンとデマ」の記事が突如1000ブクマを超えるということがありましたが、かなり軽い気持でいくつかの事象について主観的に書いた記事に対して、反発も含めてPVが伸びた感じだったので、まあ平時ではちょっと考えにくいかな。あの反響を見て、ああ今みんな平静を装っているけれども、実は心の中はそうとうナーバスになってるな(特に東京の人ね)。と思いました。なので、ブログで震災にコミットする、というのはそう簡単ではないな…と悟ったりしました。
ちなみに「コーチングを受けてきた」の記事
夫婦ゲンカが増えたので、「コーチング」を受けてきた - kobeniの日記
に思ったより反響があったのは、たぶん震災の影響だと思います。有事には人の本性が分かるって言いますし、それこそ夫婦間や家族間の「絆」が試されたんじゃないでしょうか。


■よく出かけた一年でした

5月以降は、先のkarika7さんのコーチングをはじめ
治部さんの東大での講演会
イクメンを目指す男子向けの講演@東大に行ってきたよ 〜治部れんげさん「男性のワークライフバランス」〜 - kobeniの日記
Livlis×baby toiのイベント
「twitterでほしい&あげる」のLivlis×baby toiのイベントへ行ってきたよ - kobeniの日記
「広告」のインタビュー
雑誌「広告」に載ってるよ/ザ・インタビューズについて - kobeniの日記

などなど、お誘いを頂いて遊びに行く&それをご報告する、ということを色々した一年だったなと思いました。私のブログはアクセス数も多くないですし、ブクマ数もまったく安定しませんし、ぶっちゃけ記事を書いたところで誘ってくれた方への恩返しには全然ならないのですが、それでも日頃twitterなどで話している方とリアルで会えるのはやっぱり楽しいです…来年も、お誘いを受けたら都合がつく限りなるべく行きたいですし(子供がいるのでなかなか自由が効かないんですが)、会いたいな!という方にはぜひ会いに行きたいなと思っています。そのためには日頃から夫の機嫌をとっておかねば!

あとまあ、今年一番ビックリしたのはやっぱり、はてなの近藤さんと大西さんにお会いしたことかな… あの日は本当に楽しかったです。
id:jkondoとid:onishiにお会いした件 - kobeniの日記(はてなブログ版)



■ブログの外でも文章を書きました

今年最初の記事が、「ライフネット×Livedoorのブログ(ライフドア)に寄稿しました」というものでした。特にその寄稿の中でも、二回目の記事はけっこう反響があり、当時のライフドアの記事でも上位に入るアクセス数だったと聞きました。あの記事は今もけっこう気に入ってます。
lifedoor(ライフドア) ~働くママ・パパ育児の悩みを一緒に解決~ : 「人は、気が変わる」ということ―“専業主婦VS働くママ”の終わり by kobeni

そして、31日にコミケで発売される久谷女子にも寄稿をさせて頂きました。
久谷女子(WEB女子本)にゲスト参加しました - kobeniの日記
去年まではブログの外で書くというのはなかったので、ブログ開始3年目にしてふたつ寄稿ができたのは(※転載じゃなくて寄稿ね)けっこう嬉しい出来事でした。
こんなこと書くのはビミョウかもしれませんが、自分のブログだと、ブクマとか反響がどう転ぶのか常に読めないので、書く時に割と身構えてしまうところがあります。それがブログ外だと、webでも「はてなの庭から出る」とか、「そもそも紙」というところで、実はそっちの方が伸び伸び書きたいことを書けてたりします。…しかし自分にとって本領はブログなのだし、外で書く物まで読んで下さる方ってどんだけいい人…という感じですので、こんなことではいけないんですけどね。「伸び伸び書くこと、書ける場所」については、まあ今後も考えていきたいなと思います。


■ あんまり更新できてない/はてなとtwitter

もちろん寄稿とかあったので、ブログ以外にも文章を書いているとはいえ、全記事振り返ってみたら、月に1〜2回しか更新できてないな…これどうなの。ブログを書く時間って、子供が寝たあとの数時間しかないので、寝落ちしちゃったり、仕事が忙しいともう全然書けない!ってことになるわけだけど、それにしても更新頻度低すぎ。来年はもうちょっと書きたいなと思いました。
余談ですが私のブログは、はてなでブクマがつく記事と、twitterでよくリプライ頂く記事が違うんです。
はてなでウケた→あんこが食べられない - kobeniの日記
twitterでウケた→「責任感VS責任感」 - kobeniの日記

twitterではワーキングマザーの方々とよく交流してるので、働くママ系の記事はtwitterで割と反響を頂きます。はてなは…よくわかりません…。あんこの記事に87ブクマとか、おまいらおかしいだろ独特のセンスの持ち主が集まってますよね!そんなはてなの皆さん大好きです!!好きなあんこのお菓子教えてくれてありがとうございましたてへぺろ


■ なぜブログを書くのか

来年、HUG(はてなユーザーズグループ)のイベントをやる予定になっていて(たぶんやるよ!やるってば!)私もお手伝いしています。
はてなユーザーイベント「HUG Tokyo」で実現させたいこと、将来の夢 - はてなと何かやりたい日記。
そこでのテーマが「オープンなインターネット(facebookなどのクローズなのとは違う)」になる予定なのですが、それもあってブログを書く理由については、最近よく考えています。
もともとこのブログは、仕事など「ONの自分ではできないこと」をやりたい、と思って始めました。自分の母親の影響もあって、女性が仕事をしていくこと、あるいは子供を持って働いていくこと、そのあたりについて何か自分にできることはないかなー。と思って書き始めたのが最初でした。なので、今後もそこはメインテーマとして考えていきたいと思います。
とはいえ文章を書く行為自体がけっこう好きなので、その時に興味を持った物事とか、「これをまとめて文章にしてみたい」というテーマにチャレンジしたりとか、そういうこともやっていきたい。「バカなの?」とか「ヒマなの?」って言われてしまうようなこともやりたい。なので結局は、ブログのテーマは今後もあまり定まらず「kobeniが興味を持ったこと」という趣旨になってしまいそうですが、皆さんの興味に近い時だけでもいいので、これからも読んで頂けたらうれしいです。




2011年に初めてお会いした方、何度目かにお会いした方、ワークライフバランスカフェや、HUG関連でお世話になった方、ブログを読んでくださった方、twitterで交流してくださった方、お世話になりました。ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。来年はいい年にしましょう。2012年、一年後また振り返った時に、さらにおもしろい一年になっているといいなあ。皆さんもどうぞ、よいお年をお迎えください!



kobeni

久谷女子(WEB女子本)にゲスト参加しました

こんにちは、kobeniです。師走ですね、みなさん萌えてますか!私は萌えてます!
というわけで、今日は、あの「久谷女子」のコラム本にゲスト寄稿させて頂きましたというお知らせです!
久谷女子とは…WEB女子(インターネットを愛してやまず、インターネットがなくなったら生きて行けないかもしれないぐらいの、割と古参ユーザになりつつある女子)による、ネット界隈のよしなし事を語るコラム本を気まぐれに発行する同人サークル <facebook公式ページより>

ちょっと前ブログに書きましたが、秋に雑誌「広告」のインタビューを受けました。その時インタビューをしてくれたのが @negimisoちゃん(=久谷女子メンバー)だったのですね。そのことは後で知ったのですが、もともと久谷女子読みたい読みたいと思っていた*1私は、彼女に頼み込んで全ての号を購入させてもらったのです。通勤電車で毎日ニヨニヨ読んでいたんですが、最近インターネッツ大好きで「こんなにインターネッツばかりしていたいと思うなんて、女子として、いや人としてあかんのではないか…*2」と思っていた私も、久谷女子を読んで「そんなことないや!私なんてまだまだ『にわか』だった☆」と救われた気持になりました!
そして今回ゲスト参加させて頂けることになり…!感激です。全号読ませて頂いた私から見ても、特に今回の四号はエントロピーが拡大してる感じなので(※すごく面白いと言いたい)、ぜひ皆さんもご一読ください。twitterはてブ見てるよ、くらいのライトなWEBユーザ(それライトか?)から古参の方まできっと楽しめると思います!


ちなみに、今回の久谷女子便り第四号のテーマは、「WEB女子と萌えについて」です。
facebookページに目次が上がってますので、ここにも転載しておきますー。
ジョブズ萌えやはてな萌えのみならず、工場萌えやクマムシ萌えなど様々な萌え対象がてんこもりです。
あの@tsudaさんのインタビューも載っており、彼はいったい一日に何回エゴサーチしているのか…など、カリスマの真の姿に迫る内容となってます!

ちなみに私めは、あまり空気を読まずに「伏し目がち男子萌え」について切々と語っております。
常日頃「人と目を合わせられないような、不器用な男子に萌える」「そういう人の目をじっと見つめて詰め寄りたい」「ノートパソコンを開いてうつむいているメガネに囲まれて萌えた」などとtwitterにてダダ漏れしてきましたが、今回、これ幸いとばかりに伏し目がち男子への愛をまとめてみた次第です。どこからともなく「誰得」といったツッコミが聞こえてきますが、それは…あなたです!そう、そこの、ブラウザは直視できる、猫の目も直視できる、顕微鏡は余裕で覗ける、二次元の嫁とは見つめ合ってる、けれど人間とは目を合わせられない不器用な男子!私は、あなた方が大好きです!あなただってば!ちょっと…話聞いてんの?こっち見なさいよ!声聞こえないじゃん!やる気あんの?!

おっと、すいません。そんな感じなので、「これは僕のことかしら」という男子も、「私も伏し目がちな男子が好物です」という女子も、ぜひ読んでみて頂けたら嬉しいです。


↑描いたけどスペースの都合で載せなかったイラスト
どうでもいいことですが、今回の久谷女子を読ませて頂いて、なぜ短歌界で枡野(浩一)さんより、ほむほむの方が人気があるのか(と、マスノさんがぼやいているのを見たことがある)、なんとなく分かってしまった気がしました。ホントにどうでもいいですね…


ちなみに入手の方法は、コミケの3日目に出店されるそうなのでそちらか、その後は通販があるようです。
詳しくはこちらをご覧ください!
http://www.facebook.com/kutanijoshi?sk=info


年末年始もガンガン萌えていきましょう!さだまさし萌えでもゆく年くる年のアナウンサー萌えでも、この際なんでもいいと思います!

*1:まみぺこさんのブログ記事で読んでた

*2:働きマンの松方風に書いてみました

id:jkondoとid:onishiにお会いした件

ひょんなことからjkondo(はてなの社長さんです)にお会いすることになりました。


私とid:ichinosekiさんは、twitterで知り合って去年のイベント運営(http://socio-logic.jp/meiso/)←ワークライフバランス系の硬派なやつ、も一緒にやりました。つい最近も、そのイベントの内容を電子書籍にしようということで、イベント運営メンバーでメールのやりとりをしていたところでした。
そのメールのやりとりの中に、突然

「はてなと何かやります( ´ ▽ ` )ノ」
 
みたいな内容が流れてきて、メンバーの中で一番ビックリしていたのが私だったと思います。
だって、いちのせきさんと何度も会ってきたけど、「昨日の増田がさー」とか言われたことないですし…そもそも、ブログもはてなじゃない気がするし(はてなーじゃなくてしーさー…)どういうことなの…
動揺した私はなぜか、当時はてなで最も盛り上がっていたトピック=ハックルさんの質問に801ちゃんの作者がマジレス、について丁寧に説明する(この時に限って原発でもTPPでもなく、ハックルさん…)という内容の返事を書いたのでした。たぶん、はてな民としてのちょっと歪んだ責任感だったのでしょう…

で、そこから色々ありまして、jkondo(これ呼び捨てじゃないよ!敬意をこめてidだよ!)にお会いしてお話しすることになったのです。
 

まあいちのせきさんが誘ってくれたんですけど、古参ユーザーでもなければ、名だたる@はてなアルファブロガーでもない私が、勇気を出して、はてなの方々にお会いしようと思った理由は、いちのせきさんが近藤さんに提案したアイデア(HUGを東京でやる、他。かなりざっくりとしているのは否めないが!)に、「それは賛成だな」と思えたからでした。
はてなって、ユーザーの使い方も色々だし、色んな顔があると思うんです。はてなーといっても、今回の彼の提案について別の人に聞いたら、「それはそんなに良くない」って答える人もいたと思う。「別に、はてなにそういうのは期待してない」とかもあるかも。けれど、私がいちユーザーとして、はてなを使ってきた上で、彼のアイデアは「いいかも」と思ったんです。それで、2年半はてなを使ってきた経験をふまえて、彼のやりたいことを応援するとか、その立場から思ったことを話すなら、お邪魔する意味もあるかしら。と思って、いちのせきさんについていきました。

近藤さんはものすごいオープンかつフレンドリーな感じの方でした。「やあ!僕がjkondoだよ!」と英語または日本語で口にしたとしても全く違和感ない感じの方でした。一言で言うとリア充です。はてなユーザーの皆さんガッカリしないでください。大西さんはもうちょっとクローズ(?)な感じの方でした。はてなダイアリーやブログの責任者の方ということで、ちょっとホッとしました。そういえば元はてな現リブリスの川崎さんも、ごあいさつしたことがあるのですが、大西さんにちょっとタイプが似てる感じがしました(ていうか、単にシャイな感じかそうでもないかぐらいの違い…)。はてな十年の歴史をあまり知らない分際で、上から目線で分析してすみません。私、伏し目がちな人が好きなんです…


近藤さんに、「なんではてなダイアリーを始めたんですか?」と聞かれたので、「友人のSEの男子が5年まえくらいに、『タグクラウドタグクラウド!』と言っていて、彼がはてなを教えてくれて、はてな=タグクラウド=なんか新しくてすごい、と思って使い始めた」と言ったら、お二人とも失笑(ホントに、失笑としか言いようがない感じ)されていました。ちょっと正直すぎただろうか。
 

それで、はてなでidをとって、ダイアリー始めたけど最初は誰にも読まれなくて、そのうちid:pollyannaさんが私を見つけてくれて、ブクマでキャッキャウフフしたり、ダイアリーがホッテントリに入ったり、ハイカーさんにいっぱい☆をもらったり(あいさつするだけで☆もらえるから…)、絡まれたりdisられたりなど村での暮らしは色んなことがあり、落ち込んだりもしたけれど私は元気です。ということを伝えました。
 
私は固定ハンドルで活動したのも、はてなのアカウントが初めてで、mixiなどではなく不特定多数の知らない人に向かって、なにか文章や意見を書くという経験をしたのも初めてだったので、そのことで、普通に生きてたらたぶん知り合えないような友人もできたし、オフ(初めての、いわゆる「オフ会」参加は、ハイクのテジャッカー部の集まり兼id:poccopenさんの博士号取得お祝いだった。そしたら、もらった名刺がすごい東大率の高さで、はてなのハイブロウっぷりを目の当たりに…!)で遊んだり、つまり「新しい人生」というと大げさですが、得たものがたくさんあったんです。ということをお伝えしました。(育児休暇中に、孤独が原因の虐待などに走らず済んだのは、はてなのおかげと言っても過言ではない!)
憧れのブロガーさんもたくさんいるし、勉強になる記事もいろいろあるし、はてな楽しいですよね!と。

それで、今回のいちのせきさんが進めているHUGについても、私なりに賛成の意見を伝えました。


ちなみにHUGは、「はてなユーザーズグループ」の略で、京都で有志によって開かれたことがあるそうです。http://d.hatena.ne.jp/gintacat/20080221
そこからお名前をお借りして、東京でもやるということなんです。ハグって名前いいですよね!ブクマで殺伐としても、オフラインならハグハグできるんだ、みたいな感じがね(笑) このHUG構想、まだ全くの構想段階で実現に至ってないのですが、それなのにいちのせきさん、はてなブログに経緯を書き始めるって色々すごいな…と友人ながら思います。だって、書いちゃったら、有言実行するしかなくなるし…でも、はてなって、β版でリリースしてユーザーの声を取り入れながらサービスを作ってきた…的な会社みたいだから(超テキトウな知識すいませんすいません!)、彼が「やってく過程をオープンにしつつ進める」のは、はてなと何かやる時には合ってるのかな。と思ったりしています。


ところで、いちのせきさんってどんな人かというと、まず男性で育児休暇をとってる時点でかなり勇気と行動力がある人、と分かると思います。先日も「twitterで知り合った育児休暇中のパパの家に遊びに行って、ご飯ごちそうになっちゃったー(※初対面です)」と言っててビックリしました。そんなことが許されるのは彼とヨネスケぐらいでしょう。彼はものすごいピュアでまっすぐな人なんですが、「会って話したい!」と思うと声をかけるようにしてるみたいです。普通、いくらtwitterで意気投合しても、初対面の人に連絡とって会うのって、ちょっと「めんどくさいな…」とか思うじゃないですか。でもそういうのをちゃんとやる(もっと言うと、そう思った時の気持ちを大事にする)というところは、ホントすごいなと思うし、私も 見習いたいところです。リアルで会ってお話しするということには、やっぱりいろんなパワー、効果がありますからね。あと、会うと大抵「やっぱ会って話して良かった!」と思うし。
とはいえ「はてなの社長にプレゼン資料持って行った」はさすがにビビりましたけどね…はじめて会った時に社長って気づかなかったという話に至っては(ry


近藤さんと大西さんとは、いろんな話をさせて頂きました。私のような木っ端ユーザーの話をちゃんと聞いてくださって…(涙) 私は、はてなが、今あえてブログに力をいれるというのも、やっぱり一応ブログ書いてるので嬉しく感じました。はてなで書いてきて、もちろんヤなこともあったけど、9:1くらいで良いことの方が多かった。はてなブログにも、きっと他のユーザーさんも思っているように、色々思うところあるものの、この新リリースで、たくさんの人が、人生の新しい体験のきっかけを得られたら素敵だな、と思っています。


今後のことは、もちろんリーダーはいちのせきさんなのですが、私もできるだけの応援をしたいと思っています。こういうことって、思いつくことよりも、やり切ることが(すごく地味な割に)ずっとずっと難しいと思うんだよね…しかも、ホントにまだ決まってないことだらけだし(笑) なので、あたたかいブクマなどで見守って頂ければ…と思います。ご協力お願いしたいことなどがあったら、またここにも書くかもしれません。


今日はこんなところで……以上、ご報告でした。私たぶん、GREEの社長さんに会えるといってもそこまで緊張しなかったと思うんですが(またも正直すぎ!)どうも当日かなり緊張してたらしく、翌日にちょっと体調崩したりしてしまいしたw どんだけはてな好きなんだよという…
1000usersTシャツも頂いてしまったし(id:tomomii さんありがとうございます!!これ書くと話長くなるんですが、またTシャツを送ってくださった平村さんが良い人で…)これは私、さらにはてなのサービスを使った方がいいかもしれないと思いました。えーと、う、うごメモとか!

 

 

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今回は記念ということもあり、はてなブログに書いてみました。

本家のダイアリーはここなのです!http://d.hatena.ne.jp/kobeni_08/

はてなブログはじめました!

こんばんはkobeniです。はてなブログを始めたよ!2年ほどダイアリーで書いてきたので、やっぱり書き心地の違いが一番気になりますよ。なのでサクっと、素人(あんまwebに詳しくない人)にとっての記事ライティング観点だけ。

「見たまま編集」というタブが、記事を書く画面にあって、基本ここで記事を編集するみたい。これはたぶん、これまでのはてなダイアリーだと、改行位置が編集画面と実際のUP画面で異なる、というようなことがあったから、それを避けるようにしてるのかなあ。つまり編集画面と実際のUP画面が、ほぼ同じになるようにということなのだろう。

いま、「見たまま編集」の文字を、ボールド(太字)と青色にしてみた。これまで、はてなダイアリーだと、ボールドなどを上のボタンで選ぶと、編集画面には、該当文字を「はてな記法」が挟むように表示していたけど、はてな記法が出てこなくなった。でもはてな記法を使いたい人は、サイドバーの「設定」から、そのように設定することも可能みたい。記事を書く編集画面でも、ボールドとか字の色が反映されるというのは、まあ分かりやすい。他のブログシステムってどうなんだろう。

リンクhttp://www.hatena.ne.jp/ はこういう風に表示される。(リンクのデフォルトの色はブログデザインによって違うっぽい、でもいま色つけたら変えられた)これまではページタイトルだった。ページタイトルの表示、私は好きだったんだけどな。リンクがすごく長い時とかは、どうするんだろ。

あと、あれがないよ?引用。>> と<<で括ると、□で囲ってくれるやつ。あれ必要だよ!まあ、あれもはてな記法じゃなくて、ワードの「図形」とか、テキストボックスみたいに使えるように、すればいいのではと思うけど。

あ、編集画面の右下に「文字カウンター」がついてる!これは便利。

私なりに、「簡単にブログUPするために、あってほしい仕様」を、今思いつくことで書いてみようかな。

  • 写真を、ドラッグ&ドロップで、デスクトップから、ぽいぽい入れられるようにしてほしい
  • はてなフォトライフからの写真引用を、もっと楽にしてほしい。サイズ変更も、「見たまま」(つまり画像をクリックして、「サイズ」ボタンを押すだけで、マウスでびょーんと伸ばしたり縮めたりできるとか)にしてほしい。サイズ選択と、回り込みのやつ、あんまり感覚的に選べない
  • 「下書き」をサイドバーに置いてほしい。下書き、長文書く人はけっこう使うと思う。ダイアリーで下書きって、「記事を書く」タブから一階層、中に入らないと出てこないのが不便だった。
  • Youtubeや、amazonなどの、リンク以外の物を差し込む時も、「見たまま」編集画面に表示してほしい。たくさん貼る時、どこに何を貼ったか忘れる。

書いてみたら意外とそんなに無かった。個人的には、「改行などの行間が編集画面で見たまま」「太字、赤字など、文字の色やサイズの変更が編集画面で見たまま」だけで、かなり助かる!あとは、写真や絵をたくさん入れたい時もあるから、その時に「はてなフォトライフ」経由でなくても良いとか、経由だったとしてもリンク差し込み以外にもっとサクサク、視覚的に入れられたら嬉しいなー

 

ともあれ、はてなブログOPENおめでとうございます!編集画面のフォント、細くなってなんだか軽快に書ける感じがして、気持いいですね〜。でもあれか、これお引っ越ししなきゃいけないよね?やっぱり?うーーーちょっと面倒くさい…